2017/06/06
テレアポ・電話営業のノウハウ
新規事業でテレアポを始める!最適な電話機器等の構成
テレアポという営業手法での新規事業をスタートする際は、必ずしも最初からビジネスフォンなどを導入しなければならない、ということはありません。
今回は家庭用電話機で手軽に構築できる電話回線と機器の構成についてご紹介させていただきます。
スタートアップを考えられている企業の皆様はぜひお読みくださいませ。
要確認!ビジネスフォンご利用状況の最適化チェック
確かにビジネスフォンは、一定規模以上で事業活動を行う場合の導入メリットは大きいものがあります。
しかし事業拡大のために「専門のオペレータースタッフを採用して新規でテレアポ活動を始める」というときに「人数分の電話機を追加する」必要が生じた場合でも、必ずしもビジネスフォンを追加する必要があるとは限りません。
以前、ビジネスフォンご利用企業様向けの記事を書かせていただきました。
▼詳しくはこちらをご覧ください
【最初は家庭用電話機を活用したテレアポをお勧めします】
弊社のお客様の場合は、テレアポ業務の条件は以下の3点が一般的です。運用がシンプルであれば家庭用電話機でも十分に実現できます。- テレアポ発信用の電話機ではオペレーターは着信をとらない、発信のみの業務
- テレアポ発信用の電話番号で着信もする
- 必ずオペレーターの管理者(SV)がいる
■ 1. テレアポ発信用の電話機ではオペレーターは着信をとらない、発信のみの業務
当然なことになりますが、オペレータの業務としては、 できるだけ電話発信を行い、見込顧客の掘り起こしに繋がるコールを1日に何件発信ができるか その数が重要となり、ひたすらにかけ続けていると、1名あたりで数百件のコールができることになります。 しかしその中には- 「担当者不在での折り返しするので電話番号を教えてほしい」と言われる
- 留守電(携帯電話への転送も含む)になる
■ 2. テレアポ発信用の電話番号で着信もする
こちらはテレアポで利用する番号で、発信はもちろんのこと着信も行うケースです。 この場合は会社の代表番号や既に他の業務で利用している電話番号でのテレアポ業務は避けることを推奨しております。 先ほど「テレアポの折り返しがある可能性もある」と記載しましたが、テレアポの折り返し電話で、さらに興味をもってもらえるケースは大変少ないのです。 むしろ「営業電話はお断りです」と冷たくあしらわれるケースや、場合によっては怒られるということもあります。 そのようなことが続くと、インターネットの口コミでよくないことを書かれてしまうケースが発生したりと、デメリットが大きくなる可能性が高くなってしまいます。 ▼詳しくはこちらをご覧ください テレアポに付きもの:口コミによる風評被害の対策 これらの点を考慮すると、- テレアポ用の電話番号を新規で取得する
- 着信については制御(例えば着信は1席しかとらない等)をする
■ 3. 必ずオペレーターの管理者(SV)がいる
こちらは「テレアポ前に知っておこう!業務と通信費の仕組み」でも少し触れさせていただきましたが、テレアポ業務についてはチーム制(1人の管理者に対して複数のオペレーター)を構築して行うスタイルが一般的です。 ▼詳しくはこちらをご覧ください テレアポ前に知っておこう!業務と通信費の仕組み この管理者(SV)の具体的な業務は、オペレータ自体の業務数値の管理だけではなく、見込顧客へのセカンドコール(クロージングのアプローチ)を自ら行うこともあれば、クレームも含めた問い合わせへの対応等、非常に多岐に渡るものとなります。 そう考えるとビジネスフォンのほうがより効率的ではありますが、数名のチーム規模であれば家庭用電話でも十分な運用が可能です。【家庭用電話機でのスモールスタートがお勧めです】
このように、まずは家庭用電話機での仕組みづくりなどに工夫を凝らすことで、あまり初期のお金をかけずに、なおかつ生産性を上げることができます。 その後に業務が軌道に乗ってから、ビジネスフォンもしくはコール専門のシステムであるCTIを導入することが、弊社として推奨する設備投資の考え方です。 今回の家庭用電話機での構築をする際は以下のご準備があれば業者に依頼せずともご自身で構築も可能です※。- ISDN64回線
- ターミナルアダプター及び電源アダプターを差し込むOAタップ
- 電話線
- 家庭用電話機